どういったものが生ゴミと呼ばれているのか?
一般家庭から出るものも事業所から出るものも考えは同じで、一般に料理等で残った食材のクズや残飯が生ゴミの代表といえるでしょう。
こういった生ゴミは水分量が多いため、放置していると気温や湿度の影響で空気中の菌が付着し増殖していきます。これにより異臭がするといった形で腐敗していきます。
みんなが生ゴミを嫌う理由は、異臭がする腐敗するといったことが理由であると考えるのであれば、その問題を解決する方法があれば、生ゴミはゴミではなくなると解釈できるのです。
ではどうすればよいのか?
現在では、生ゴミ処理機を使用することが効率の良い方法とされています。
生ゴミは、主に食材や残飯といった有機化合物となるため、ほとんどが有機肥料として再利用することができます。この有機肥料をつくるには、いくつかの方法があります。生ゴミ処理機で考えるのであれば、「乾燥するタイプ」「微生物に分解してもらうタイプ」に分かれます。大きな違いは、有機肥料になるまでの時間です。
乾燥するタイプのものは、熱風による感想なので処理速度は速くなりますが、乾燥している分、肥料になるには多少の時間が必要となります。
微生物に分解してもらうタイプは、逆に処理速度は遅くなります。ですが、微生物の力で分解していくので、肥料としての活用は早期にできます
どちらが良くて悪いのか?それは、生ゴミを処理しようと考えている方の生活スタイルによって変わるため、一概には言えないでしょう。参考として、1日に出るとされている生ゴミの量は、一人あたり約400gくらい、一般家庭の規模になると約500gくらいとされています。
毎日出る生ゴミですから、生ゴミ処理機を選ぶ際には、容量もしっかりとチェックしておく必要があります。安価だからといって、容量の少ない生ゴミ処理機を購入してしまうとすべての生ゴミを処理することが困難になり、返って逆効果になってしまうので注意したほうがよさそうです。
また考えなければいけないものとしては、電気代です。生ゴミ処理機も電化製品です。近年電気代も高騰している中で、月々にかかる電気代は家計の悩みの種です。こういった購入時のお金以外のお金に関しても私たちは考えていかなければいけません。
乾燥と微生物の違いとしては、乾燥タイプは熱風による力で生ゴミを乾燥させているため電気代が発生します。しかし微生物に分解してもらう方法は、電気代がほとんどかかりません。しかし「バイオ基材」が必要となるため、そっちにお金がかかるといったところです。
それぞれのメリット・デメリットを挙げだすとキリがありませんし、購入に一歩が踏み出せなくなってしまいます。結論としては、自分の生活スタイルを見つめなおして、自分が毎日続けられる方法を選ぶことがベストになります。
どうしてもお金が気になる場合は、各自治体によって、生ゴミ処理機を購入する際の助成金なるものがもらえる所もあるので、一度お住いの自治体に問い合わせることをおススメします。いろんな方法を考えて、自分なりのSDGsを心がけるとよいでしょう。”